人差指を割れた皿でザックリ! 救急外来での処置 もしもの時に役立つ体験談 [健康]
白い包帯で巻かれた人差指は、痛みを和らげるために天井を指して
「天上天下唯我独尊」(全世界で私が一番尊い)まるで釈迦です。
いえ、釈迦は右手を上げているので左手はひょっとして逆?
全世界で私が一番卑しいになってしまうのか。
なにが起きたかというと・・・
医療事故制度の記事を書いた直後に、
当人(私)が「救急外来の患者さん」になってしまいました。家事?事故です。
そして、自ら患者になって、医療の現場の記事を書くことになりました。
医療事故調査制度の話しを書いている時に、食洗機から出したカレー皿
を食器棚に移す際、4枚重ねて入れようとズボラをしたため、バランスを
崩し(想定外)良く分からないまま皿が落下してしまいました。
とっさに、その皿をキャッチしようとし、皿をつかみましたが、
同時に皿は床の上の段ボールに触れた衝撃で3枚の皿が割れ、
割れた皿が左手の中指と人差指の間に入り
人差指の第二関節の中指側をえぐるように切ってしまいました。
「しまった!!」
血が勢いよく出たため、直ぐに右手で傷口を圧迫し止血を行いました。
圧迫止血は、ゆで卵をつぶさない程度の力で押えるのが良いです「ガシャン」の音に・・・
気づいた中3の次男が2階から下りて来てきました。
状況を説明し、床に飛び散った皿の破片と血液をティッシュペーパーで拭き、
血だらけの右手の血液(ドロットした血)を拭くとともに圧迫を緩めて、
負傷部分の状況を息子に頼みスマホで写真を撮影させました。
中3の次男へ2階にいる長女に知らせるように話し、
皿の破片の処理を頼みタクシーの電話番号をネットで調べてもらいました。
止血を緩めると、血がじわじわと出て量が増してきます。
圧迫止血を試みながら、患部を心臓より上にして、
左人差指の皮膚の感覚の異常(爪の下から、第二関節のところまでの感覚がない)と、
傷口を触れたときの指先への激痛。明らかに深く神経に影響のある損傷です。
以上のことが外科に診てもらう判断となりました。
救急病院に電話をして、状態を説明、タクシーにて救急外来へ行きました。
妻は仕事で不在のため、高3の長男が付き添いです。
スマホのケガ傷口の画像と状況を説明し、2針縫うことになりました。
病院での簡単な流れは
水で、傷口周囲の血液を洗い、消毒して局所麻酔、2針縫い、ガーゼをあて、触感覚の麻痺は、2日後の月曜日に受診し抜糸する日について決めることとなりました。
万が一の時に役立つ内容を下に記載します。
①指を切った時には。
②先ず圧迫して止血。(時間を見る)
③家族がいれば、声かけ助けを求め救急処置。
④患部と周囲の状況を、スマホで撮影。
⑤傷が浅いか深いかを判断。
⑥切った周囲の皮膚の感覚があるかないか確認。
⑦感覚の異常や、動かない場合は・・・
⑧行きつけの病院の救急に電話。
⑨できるだけ詳しく状況を伝える。(対応できるか病院が医師を探します)
⑩病院の事務が救急担当の医師の状況を確認。
持ち物は
保険証、行きつけの病院のIDカード、現金(タクシー代など)、
ビニール袋(途中、気分が悪くなった時のため)、
止血用のガーゼなければティッシュで代用
◆ 医師から聞かれること
— 処置前の診察 −
患部を診る(負傷時にスマホで撮影した画像も役立つ)
負傷した時間
止血など自分で応急処置をした内容
病院での処置に局所麻酔等を使用する場合があるので
薬剤アレルギーなど医師に聞かれる
— 処置前 –
患部周囲を洗います(付着した血液などを洗う)
— 処置中 –
処置に20〜30分の時間を要した
(自分が楽な姿勢かつ医師が処置しやすい体位を決める)
気分が悪いなど異変があれば遠慮せずに話す
傷口へ破片の混入の有無も確認してくれました
— 処置後 −
傷口の処置内容の説明について
普段飲んでいる薬
既往歴:持病について、例えば糖尿病があるか
— 処方 −
痛み止め、胃薬、抗生剤
出費:
タクシー代金 1550円(行き帰り) 診療7900円(3割負担)
◆教訓
今回、食器洗浄機で仕上がった、きれいな器での負傷であったので、
感染の心配は低く不幸中の幸いだった。
皿を運ぶときは、安定させ(異なる種類の皿を重ねない、トレーに載せる)運ぶ。
救急外来の事務の方、看護師さん、薬剤師さん、タクシーの運転手さん
そして、外科の先生
「大変お世話になりありがとうございました。」
本日の傷口の経過の外来もよろしくお願いします。
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